2020-01-01から1年間の記事一覧
三笠書房知的生きかた文庫の久野譜也著「60歳からの筋活 一生歩ける・動ける体のつくり方」を読んだ。 著者は1962年生まれ、筑波大学大学院教授にして大学発のベンチャー「つくばウエルネスリサーチ」を起業、自治体などに健康増進プログラムを提供す…
講談社ブルーバックス能勢博著「ウォーキングの科学」を読んだ。 著者は1952年生まれ、京都府立大学医学部を卒業し、現在は信州大学特任教授、5千メートル級の山に同行医師として登頂した経験もある。 本書は豊富な科学的エビデンスを示して「インター…
5月1日令和改元から1年が経った。 娘達の結婚、還暦、定年退職、再雇用など個人的に色々あったが、何といっても新型コロナウイルスが衝撃的だ。 ここまで世界中に猛威を奮う歴史的大惨事になるとは想像できなかった。 台湾や韓国プロ野球は無観客で開幕し…
将棋繋がりで、文春文庫の「羽生善治 闘う頭脳」を読んだ。 今年50歳、15歳にしてプロ四段、19歳で竜王獲得、25歳で七冠達成、タイトル通算99期は歴代1位、無冠となった今も棋界のカリスマ的リーダーだ。 本書は羽生の思考力、発想力、人間力など…
「将棋世界」に続き、NHK出版「将棋講座」5月号を読んだ。 メイン記事は3月の第69回NHK杯準決勝、決勝の棋譜解説だ。 たまたま決勝の深浦康市九段対稲葉陽八段の放送を見ていた。 稲葉は関西四天王といわれる31歳、トップ棋士10名のA級リーグ…
定年後の趣味の開拓、ということで日本将棋連盟発行の月刊「将棋世界」5月号を買ってみた。 この類の雑誌は50年振り位だろうか。 小学生の頃は将棋部に入り、棒銀や鬼殺し戦法を覚えた。 中学や高校の昼休みに友人と指していたが、高学年になるほど敵わな…
三笠書房知的生きかた文庫の境野勝悟著「道元 禅の言葉」を読んだ。 著者は今年米寿の東洋思想研究家、駒澤大学大学院で禅学を修めた。 曹洞宗は道元を宗祖とし、寺院数約15千、臨済黄檗十五派の二倍の規模だ。 道元は臨済宗開祖栄西の歩んだ道を追って入…
NHK出版 学びのきほんシリーズ 藤田一照著「ブッダが教える愉快な生き方」を読んだ。 著者は東大大学院を中退して禅道場に入山得度、長く米国で座禅指導に従事した後、曹洞宗国際センター所長を務めた。 テーマは、仏教は難しい教えではなく、その学びを…
NHK出版 学びのきほんシリーズ 稲葉俊郎著「からだとこころの健康学」を読んだ。 著者は東京大学医学部付属病院で心臓を治療する循環器内科助教、まだ40歳とお若い。 臨床の現場を重ねるうち、健康とは病気のない状態、という西洋医学の発想に疑問を感…
NHK出版 学びのきほんシリーズ 松村圭一郎著「はみだしの人類学」を読んだ。 著者は1975年生まれの文化人類学者、京都大学大学院を修了し、岡山大学准教授を務める。 帯には「わたし」と「あなた」のつながりをとらえ直すとある。 個人と個人が対等で…
NHK出版 学びのきほんシリーズ 安田登著「役に立つ古典」を読んだ。 著者は1956年生まれ、高校教師から能楽師に転身、古典を学ぶ寺子屋遊学塾を全国で開催する。 本書では古事記、論語、おくのほそ道、中庸を取り上げる。 論語は紀元前500年頃、儒…
NHK出版 学びのきほんシリーズ 齋藤孝著「人生が面白くなる 学びのわざ」を読んだ。 著者は同世代の教育学者、著書も多くテレビでもお馴染みだ。 案内には教養を効果的に会得する最強メソッドとある。 時間を忘れ、我を忘れて没頭する体験を「フロー体験…
NHK出版 学びのきほんシリーズ 若松英輔著「考える教室 大人のための哲学入門」を読んだ。 著者は昨年10月の100分de名著で西田幾多郎「善の研究」を解説した批評家、随筆家である。 プラトン、デカルト、アレント、吉本隆明の著作を通じて哲学の考…
以前から宿坊に興味がある。 大抵は寺で朝の勤行に参加したり、座禅、写経などして、精進料理をいただくイメージだ。 ぴあMOOK「修行体験 & 宿坊」を読むと、修行の種類が多いことに驚く。 阿字観、護摩行、読経、瞑想、内観、断食、滝行、山駆け、尼僧、巫…
定年祝いも兼ね、今週末温泉旅行を計画していたが、不要不急であり早々にキャンセルした。 初めての伊香保を楽しみにしていたので残念だ。 群馬には有名温泉地が多いが、かなり前に万座と草津に行ったきりなので、これから四万、水上なども順に巡りたい。 温…
定年祝いも兼ね、先月末お花見旅行を計画していたが、不要不急であり早々にキャンセルした。 昨春は怪我のため断念したので、今年こそと思っていたがコロナでは仕方ない。 京都にはいつもJR東海ツアーズの50プラスを利用している。 今回のプランは往復の…
定年本はいろいろ目を通したが、中公新書の楠木新著「定年後」に一番納得感があった。 最新刊の姉妹書「定年後のお金」を読んだ。 著者は京都大学法学部卒、日本生命を5年前に定年退職した。 40代後半に長く休職し年収が半減した経験や、定年前後の方々へ…
先月末に定年退職した。 京都に移住するまでの数年間、引き続き今の職場で嘱託として働く予定だ。 卒業後同じ会社に38年勤めたが、今時は珍しいのかもしれない。 飽きやすい性格で、勤め上げるとは思わなかったが、四つの会社に出向し、都度リフレッシュで…
今シーズンはホームの横浜スタジアムにも当然足を運べていない。 衝撃的なタイガース藤浪選手らのコロナ感染ニュースもあり、4月24日の開幕は再び先送りされた。 ゴールドプラス会員のノルマ20試合以上観戦は今季可能だろうか。 小学生の頃は、ハマスタ…
来週神宮でヤクルト対広島戦を観る予定だったが、こちらも払い戻しになった。 明治神宮が所有する神宮球場は1926年築、外苑一帯の再開発が計画され、2031年完成の暁には新球場が秩父宮ラグビー場の跡地に移る。 高校生の頃から神宮に行くようになっ…
今週東京ドームで巨人対ヤクルト戦を観る予定だったが、開幕は4月24日を目途に延期された。 今年はベイスターズとスワローズに加え、ドーム戦のチケットを取るため宿敵ジャイアンツのファンクラブにも入っている。 小学生の頃は「巨人、大鵬、卵焼き」の…
令和最初のセンバツ甲子園は史上初の中止となった。 朝乃山が大関昇進を決めた大相撲春場所と同様に無観客開催の道もあったが残念だ。 小学生の夏休み、関西の親戚に万博と甲子園に連れて行ってもらい、今でも応援の熱気とカチワリを覚えている。 昨春は京都…
東京オリンピック野球競技の一番安いチケットを片っ端から申し込み、7月末のオープニングラウンド1試合だけ当選した。 侍ジャパン戦だと嬉しいが、そうでなくても横浜スタジアムの外野席からオリンピックゲームを楽しみたい。 ところがコロナ禍で7月24…
予定では3月20日プロ野球開幕、翌日東京ドームで巨人対DeNAを観戦するはずが、コロナ禍で4月10日以降に開幕が延期された。 昨シーズン1位と2位の初戦を楽しみにしていたので残念だ。 東京オリンピック対応の変則スケジュールのため、開幕が例年…
小学館文庫の野村克也著「野村ノート」を読んだ。 先月から多くの追悼番組を見て、野村野球の奥深さに感じ入った。 2005年に単行本として発行され、息の長いベストセラーになっている。 技術的な教えもさる事ながら、人生訓、人間学、組織論として一般社…
今週神宮でヤクルト対阪神戦を観る予定だったが、コロナウイルスのため全オープン戦が無観客試合になった。 両軍とも先月亡くなられた野村監督が率いたチームで、スワローズ時代は1992年を皮切りに4度のリーグ優勝、タイガースでは3年連続最下位と明暗…
禅文化研究所の「京都禅寺巡り」アプリをたまに眺める。 臨済宗と黄檗宗約70ヶ寺の拝観情報や歴史解説、難解なクイズもあり勉強になる。 毎月禅語の紹介やご住職の法話が数回掲載されるが、ラグビーワールドカップのような旬の話題もあり意外と身近に感じ…
裏千家十六代家元千宗室のエッセイ「京都の路地まわり道」を読んだ。 ウェッジ月刊誌「ひととき」の連載をまとめたもので、同誌は新幹線グリーン車に配布されているらしい。 家元は昭和31年生まれ、先代と同じ同志社大を卒業、17年前に宗室を襲名した。 …
昨年の月刊京都9月号の特集は「お茶と喫茶店」だった。 茶房竹聲、北川半兵衛、冬夏、カフェ・ドンバイスフェラ、ディーアンドデパートメント、茶寮翠泉、崇禅カフェ、抹茶館、上林春松、丸久小山園、福寿園などの日本茶カフェが紹介されている。 抹茶はお…
先日読んだ本に、二条城近くの喫茶店のカプチーノとサンドウィッチがとても美味しく、移住するキッカケになったとある。 そんな運命的な店はどこなのだろう、と以前買った月刊京都の喫茶店特集号と朝日新聞出版の京都カフェガイド2016を読み直してみた。…