定年京都移住3-87_しあわせの哲学
NHK出版 学びのきほんシリーズ 西研著「しあわせの哲学」を読んだ。
著者は1957年鹿児島生まれ、東京医大哲学教室教授で、昨年6月の100分de名著、カント「純粋理性批判」を解説した。
帯に「それでも人生は肯定できる」とある。
目次は ①「生の可能性」とは ②自分の「物語」をつくる ③「承認」を求めて生きる ④「自由」の感触を得る ⑤人生を肯定するには となる。
①「生の可能性」は"したい・かつ・できる"という確信のこと。
1 親しい人たちとの関係 2 社会的な活動 3 趣味や楽しみ の三つある。
③「承認」は"自己価値を認めて貰う評価的承認"であり、1 競争関係における承認 2 役割関係における承認 になる。
④「自由」の感触を得る場面は、1 探索 2 創造 3 成長 が挙げられる。
「自由」と「承認」の繋げ方は、1 存在の承認(安全基地)→ 2 自由な活動 → 3 評価的承認 となる。