HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

寺社・仏像・仏教・禅

定年京都移住3-29_仏像ランキング

三笠書房王様文庫の田中ひろみ著「勝手に『仏像』ランキング!」を読んだ。 著者はイラストレーターで奈良市観光大使、全22部門のベスト3仏像を自分の好みで決める。 最初の[人気部門]は ①帝釈天半跏像 ②阿修羅像 ③大日如来坐像 だった。 ①は小生恥ずか…

定年京都移住3-28_ほとけの履歴書

NHK出版「籔内佐斗司流 教養として知っておきたい ほとけの履歴書」を読んだ。 著者は1953年大阪生まれの彫刻家、東京藝大大学院教授で、10年近く前NHK趣味Do楽「仏像拝観手引」の講師を務めた。 その時の生徒が篠原ともえ、随分オトナになっ…

定年京都移住3-27_スッタニパータ

NHK出版 学びのきほんシリーズ 釈徹宗著「お経で読む仏教」の第2章 ブッダが伝えたかったこと「スッタニパータ」 が印象に残った。 パーリ語でスッタは「経」、ニパータは「集成」を意味する。 それは初期仏教のお経で、最古の仏典を含むそうだ。 この世…

定年京都移住3-26_お経で読む仏教

NHK出版 学びのきほんシリーズ 釈徹宗著「お経で読む仏教」を読んだ。著者は今年還暦、浄土真宗本願寺派如来寺の住職で相愛大学副学長を務める。 著書やメディア出演も多く、100分de名著では「歎異抄」と「維摩経」を解説した。 目次は ①そもそも、…

定年京都移住2-104_明王院

今月鎌倉の紅葉狩りに、建長寺半僧坊から十二所の五大堂明王院まで歩いた。 勝上獄展望台から鎌倉の街と相模湾を眺め、天園ハイキングコースの今泉台分岐より真言宗泉涌寺派覚園寺に下り、広い境内の紅葉を楽しんだ。 昼は大塔宮近くの蕎麦屋「鎌倉武士」で…

定年京都移住2-98_浄智寺

先月歩いた天園ハイキングコースが気持ち良かったので、今月は葛原岡・大仏コースを選んだ。 山ノ内の臨済宗円覚寺派東慶寺をお参りし、近くに開店した北鎌倉ロースターカフェで朝食を取った。 苔むした石段を上ると浄智寺の唐様の鐘楼門に着く。 鎌倉五山第…

定年京都移住2-97_西芳寺苔寺

京都の世界文化遺産は、滋賀に跨がる延暦寺を含め17ヶ所、そのうち臨済宗西芳寺、通称苔寺は以前ブロンプトンで外周を走った。 同じ西京区の桂離宮参観に合わせ、往復ハガキで事前予約した。 13時開門まで時間があったので、近くの松尾大社を参詣し、重…

定年京都移住2-96_桂離宮

11月7, 8日と1年ぶりに京都を訪れた。 今回はGoToキャンペーンでお得だった。 到着後駅近くのホテルに荷物を預け、10時からの桂離宮参観に向かう。 事前に往復ハガキで宮内庁京都事務所宛に申し込んだが、コロナ禍で入場者を1日480名から16…

定年京都移住2-93_西教寺

徳間書店タウンムック寺社厳選99には、明智光秀の菩提寺西教寺も紹介されている。 飛鳥時代に聖徳太子が創建したと伝わる大津の古刹で、天台真盛宗の総本山だ。 1年前ブロンプトンで訪れた坂本の日吉大社から「山の辺の道」を北にほど近い。 勉強不足で、…

定年京都移住2-92_上御霊神社

徳間書店タウンムック寺社厳選99には、左京区の崇道神社と上京区の上御霊神社が紹介されている。 両社とも非業の死を遂げた早良親王(桓武天皇の弟)を主祭神にお祀りする。 上御霊神社には策謀で亡くなった光仁天皇(桓武天皇の父)の皇后と皇太子も祀ら…

定年京都移住2-91_寺社99

徳間書店タウンムック「生涯に一度は参詣したい 日本の歴史を変えた寺社 厳選99」を読んだ。 半分位の寺社に参詣していたが、あまり由緒を知らず訪れた先も多い。 京都へ移住する前に、東北地方の古社名刹を巡りたい。 ムックには、歴史順に出羽三山神社、…

定年京都移住2-90_覚園寺

数年前に、みうらじゅん、いとうせいこうの新TV見仏記「鎌倉逍遥編」で、二階堂の真言宗泉涌寺派覚園寺を紹介していた。 先週鎌倉を散策がてら初めて訪れた。 大船からバスで半僧坊下まで上り、今泉台分岐から天園ハイキングコースへ、大平山展望台で一息…

定年京都移住2-89_仏像の世界

9〜10月のNHK趣味どきっ!は「仏像の世界」、駒澤大学の村松哲文教授とアイドルの和田彩花さんが案内した。 テキスト表紙は新薬師寺十二神将立像の宮毘羅大将だ。 各大将は7千の従者を率いるので、計84千のお供とともに薬師如来をお守りすることに…

定年京都移住2-55_超訳般若心経

三笠書房知的生きかた文庫の境野勝悟著「超訳 般若心経 すべての悩みが小さく見えてくる」を読んだ。 般若心経は262文字、その要点は前文の「観自在菩薩」から「土一切苦厄」までの25字にあるという。 特に「照見五蘊(ごうん)皆空」、超訳では「頭の…

定年京都移住2-54_超訳菜根譚

三笠書房知的生きかた文庫の境野勝悟著「超訳 菜根譚 人生はけっして難しくない」を読んだ。 著者は栄光学園で長く国語科の教鞭を取った。 菜根譚の菜は野菜、根は大根、譚はお話のこと、中国明代末期に洪自誠が儒教、道教、仏教の教えを融合してまとめた処…

定年京都移住2-42_禅の言葉

三笠書房知的生きかた文庫の境野勝悟著「道元 禅の言葉」を読んだ。 著者は今年米寿の東洋思想研究家、駒澤大学大学院で禅学を修めた。 曹洞宗は道元を宗祖とし、寺院数約15千、臨済黄檗十五派の二倍の規模だ。 道元は臨済宗開祖栄西の歩んだ道を追って入…

定年京都移住2-41_ブッダの教え

NHK出版 学びのきほんシリーズ 藤田一照著「ブッダが教える愉快な生き方」を読んだ。 著者は東大大学院を中退して禅道場に入山得度、長く米国で座禅指導に従事した後、曹洞宗国際センター所長を務めた。 テーマは、仏教は難しい教えではなく、その学びを…

定年京都移住2-35_宿坊

以前から宿坊に興味がある。 大抵は寺で朝の勤行に参加したり、座禅、写経などして、精進料理をいただくイメージだ。 ぴあMOOK「修行体験 & 宿坊」を読むと、修行の種類が多いことに驚く。 阿字観、護摩行、読経、瞑想、内観、断食、滝行、山駆け、尼僧、巫…

定年京都移住2-22_禅寺アプリ

禅文化研究所の「京都禅寺巡り」アプリをたまに眺める。 臨済宗と黄檗宗約70ヶ寺の拝観情報や歴史解説、難解なクイズもあり勉強になる。 毎月禅語の紹介やご住職の法話が数回掲載されるが、ラグビーワールドカップのような旬の話題もあり意外と身近に感じ…

定年京都移住2-13_神田明神

NHK趣味どきっ!「ニッポン神社めぐり」の第4回「出世」の神様は日枝神社、第7回「健康」では神田神社を取り上げた。 それぞれ江戸城の裏鬼門と表鬼門に当たる。 この都心の社は比較的身近で度々参詣している。 永田町の日枝神社は、昨年11月に訪れた…

定年京都移住2-12_阿蘇神社

NHK趣味どきっ!「ニッポン神社めぐり」の第6回「安全」の神様は常陸国一之宮鹿島神宮を取り上げた。 テキスト表紙を飾る水上鳥居は鹿島神宮参拝の玄関口にあたる。 広大な境内には鹿園があり、神使の鹿として春日大社に招かれたという。 下総国一之宮香…

定年京都移住2-11_都七福神

NHK趣味どき!「ニッポン神社めぐり」の第5回は「商売繁盛」の神として日本橋七福神を取り上げた。 このうち水天宮には30年程前、安産祈願にお参りしたことがある。 都心に七つの神社が集まっているのでぜひ巡拝したい。 福をもたらす七福神信仰は室町…

定年京都移住2-10_神社めぐり

昨年12月からNHK趣味どきっ!「幸せ運ぶ!ニッポン神社めぐり」を楽しみにしている。 第1回は近江国一之宮建部大社、第2回は京都の地主神社と安井金比羅宮を取り上げた。 建部大社は日本三名橋と謳われた瀬田の唐橋を渡った先にある。 ヤマトタケルを…

定年京都移住2-9_空海と曼荼羅

昨年のDiscover Japan誌に「はじめての空海と曼荼羅」の特集があった。 空海は804年31歳の時に遣唐使船で唐に渡り、密教の根本道場で阿闍梨位を継承、布教のため経典や仏像、曼荼羅などを持ち帰った。 43歳で真言密教の本拠地として高野…

定年京都移住2-8_川崎大師

初詣は川崎大師平間寺に電車で出掛けた。 大師には対岸の羽田国際線ターミナルと合わせて自転車で度々訪れている。 昨年の正月もクロスバイクで向かったのだが、多摩川サイクリングロードを走行中、不覚にも対向車と接触、落車したため叶わなかった。 今年は…

定年京都移住2-7_法華経

昨年11月のNHK100分de名著のテーマは「法華経」、仏教思想研究家の植木雅俊氏が解説した。 アンコール放送なので司会が島津有理子さん、この番組で取り上げた神谷美恵子著「生きがいについて」を契機にNHKを退職し、昔目指した医師の道にチャレ…

定年京都移住2-6_般若経

NHK別冊100分de名著「集中講義 大乗仏教」によると、釈迦の仏教と大乗仏教の教義は異なるが、後者にも様々な経典がある。 同じ仏教なのにどうして教えが違うのか、が二つめのテーマだ。 数ある大乗経典の中で、紀元前後に編纂された般若経が最古と言…

定年京都移住2-5_大乗仏教

NHK別冊100分de名著「集中講義 大乗仏教 」を読んだ。 著者は原始仏教の研究者で花園大学教授の佐々木閑氏、釈迦の説いた自己鍛錬の教えが、どのようにして衆生救済の大乗仏教に変容したか、がテーマである。 釈迦の仏教は、サンガと呼ばれる修行者…

定年京都移住2-4_写経本

京都でも鎌倉でも、参拝者が写経をされている様子を時々拝見する。 以前から興味はあるのだが、敷居が高いのと時間が掛かることを言い訳に体験できていない。 そこで参考書として、枻出版社「えんぴつで書く1日1行般若心経練習帳」を購入した。 声に出して…

定年京都移住1-76_聖護院

先月初めて左京区の聖護院門跡を訪れた。 通常は予約拝観だが、今秋は特別拝観が設定され、約1時間じっくり説明を伺いながら参拝した。 修験道、山伏の総本山でありながら、天明の大火の折には光格天皇の仮御所ともなった門跡の二面性に興味があった。 狩野…