定年京都移住2-45_羽生九段
将棋繋がりで、文春文庫の「羽生善治 闘う頭脳」を読んだ。
今年50歳、15歳にしてプロ四段、19歳で竜王獲得、25歳で七冠達成、タイトル通算99期は歴代1位、無冠となった今も棋界のカリスマ的リーダーだ。
本書は羽生の思考力、発想力、人間力などに焦点を当て、インタビューや過去の記事からその強さを読み解く。
光速の寄せと賞賛され、詰めまで読み切る力が突出していた谷川の「横歩取り4五角戦法」を小学生のとき真似たそうだ。
羽生は谷川を天才というが、七冠達成の相手はその谷川王将だった。
日本将棋連盟会長は羽生の師匠である二上達也のあと、中原誠、米長邦雄、谷川浩司、佐藤康光が務める。
京都出身の佐藤九段は羽生の一歳上で名人位2期、二人は島朗九段の研究会で十代から切磋琢磨した仲だ。