定年京都移住2-22_禅寺アプリ
禅文化研究所の「京都禅寺巡り」アプリをたまに眺める。
臨済宗と黄檗宗約70ヶ寺の拝観情報や歴史解説、難解なクイズもあり勉強になる。
毎月禅語の紹介やご住職の法話が数回掲載されるが、ラグビーワールドカップのような旬の話題もあり意外と身近に感じられる。
洋泉社MOOK「禅の教室」を読むと、行の実践を旨とする禅宗は、経典を学ぶ学問仏教のアンチテーゼとして生まれたため、そもそもお寺や経典、仏像は必要なかった。
「不立文字、教外別伝」を標榜する禅宗に所依経典は存在しないが、日々の読経には般若心経と観音経を用いる。
観音経は「観世音菩薩普門品」という法華経の一章だそうだ。
「茶礼」は座禅中の眠気防止のため禅修行に組み込まれたという。
茶は臨済宗建仁寺派の開祖栄西によって宋から持ち込まれたが、「茶禅一味」とはまさに茶も禅も求めるところは同じ、という意味だ。