HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

定年京都移住2-32_定年後のお金

定年本はいろいろ目を通したが、中公新書の楠木新著「定年後」に一番納得感があった。

最新刊の姉妹書「定年後のお金」を読んだ。

著者は京都大学法学部卒、日本生命を5年前に定年退職した。

40代後半に長く休職し年収が半減した経験や、定年前後の方々への15年に及ぶ取材から、勤務と並行して「働く意味」をテーマに執筆、講演に取り組んできた。

本書は家計の管理と見直しのポイントを指南するとともに、お金は人生を楽しむために使うべきであり、人間関係への出費を惜しまないことが大切だと説く。

老後不安の大きな原因は、人生100年時代の余生に生活資金が足りなくなるのではないか、という漠然としたものだが、そもそも自分の財産、家計状況を把握していない人が多い。

著者は長年実践してきた「財産増減一括表」の作成を推奨する。

企業会計のバランスシートを応用したもので、日々の家計簿でなく、半年毎の財産推移を把握することにより、有意義にお金を使えるようになるという。

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