HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

定年京都移住2-58_平家物語

5月のNHK100分de名著は再放送の「平家物語」、ワキ方能楽師の安田登氏が解説し自ら朗読する。 能楽とは能と狂言の総称で、主役のシテ方、相手方で面を付けないワキ方、囃子方、狂言方により演じられる。 能には琵琶法師の紡ぐ平家物語の演目が八十…

定年京都移住2-57_長岡京

桓武天皇は平安京に都を開く十年前、784年に平城京から長岡京に遷都した。 不勉強で経緯を知らなかったが、日本史図録の位置図では、長岡京と平安京の内裏は直線で約10kmと近い。 僅か十年で同じ山背国の乙訓郡から葛野郡に再遷都した理由は、怨霊へ…

定年京都移住2-56_日本史図録

ステイホームで時間があるとき、山川出版社の詳説日本史図録を眺めた。 教材とはいえ、絵図や写真が370頁もあって税込946円とお安い。 中学、高校と日本史に興味が無く、殆ど勉強していないので知識も断片的だが、図録はそれらを繋ぎ合わせてくれる。 …

定年京都移住2-55_超訳般若心経

三笠書房知的生きかた文庫の境野勝悟著「超訳 般若心経 すべての悩みが小さく見えてくる」を読んだ。 般若心経は262文字、その要点は前文の「観自在菩薩」から「土一切苦厄」までの25字にあるという。 特に「照見五蘊(ごうん)皆空」、超訳では「頭の…

定年京都移住2-54_超訳菜根譚

三笠書房知的生きかた文庫の境野勝悟著「超訳 菜根譚 人生はけっして難しくない」を読んだ。 著者は栄光学園で長く国語科の教鞭を取った。 菜根譚の菜は野菜、根は大根、譚はお話のこと、中国明代末期に洪自誠が儒教、道教、仏教の教えを融合してまとめた処…

定年京都移住2-53_超訳自助論

学研の辻秀一著「自分を敬え。超訳・自助論」を読んだ。 著者は1961年生まれのスポーツドクター、慶応病院スポーツ医学研究センターを経て独立、メンタルセミナーを開催し著書も多い。 本書は1858年英国のサミュエル・スマイルズが著した「Self …

定年京都移住2-52_ゆらころん

道具に頼ってはいけない、と思うものの、ついテレビショッピングで「ゆらころん」と「ゆらこ」をセットで買ってしまった。 お腹引き締め腹筋サポートグッズ、という謳い文句で、前者は小さい座椅子に座って前後に揺らす、後者は小さい座布団の上に寝て腰を左…

定年京都移住2-51_やばい老人

PHP文庫さだまさし著「やばい老人になろう やんちゃでちょうどいい」を読んだ。 帯に、嫌われ憎まれることを恐れるな、この国の未来は老人にかかっている、とある。 さださんは今年68歳、歌手、作家として大ヒットメーカーだが、随分と誹謗中傷を受けて…

定年京都移住2-50_若者が..

海竜社の帯津良一著「若者がうらやましがる老人になってやろう」を読んだ。 著者は1936年生まれの外科医、ホリスティック(全体的)医学の第一人者とある。 がん治療の現場で生死に直面してきた経験から、最終的には生と死を分断せず統合した医療を目指…

定年京都移住2-49_人の名前が..

KKロングセラーズの松原英多著「人の名前が出てこなくなったときに読む本」を読んだ。 著者は1931年生まれ、まさに健康長寿の医師だ。 なぜ名前が出ないのか、そもそも顔と名前は記憶コースが違い、顔は脳の側頭野で長期記憶化され、名前は海馬の短期…

定年京都移住2-48_60歳からの筋活

三笠書房知的生きかた文庫の久野譜也著「60歳からの筋活 一生歩ける・動ける体のつくり方」を読んだ。 著者は1962年生まれ、筑波大学大学院教授にして大学発のベンチャー「つくばウエルネスリサーチ」を起業、自治体などに健康増進プログラムを提供す…

定年京都移住2-47_インターバル速歩

講談社ブルーバックス能勢博著「ウォーキングの科学」を読んだ。 著者は1952年生まれ、京都府立大学医学部を卒業し、現在は信州大学特任教授、5千メートル級の山に同行医師として登頂した経験もある。 本書は豊富な科学的エビデンスを示して「インター…

定年京都移住2-46_開幕延期

5月1日令和改元から1年が経った。 娘達の結婚、還暦、定年退職、再雇用など個人的に色々あったが、何といっても新型コロナウイルスが衝撃的だ。 ここまで世界中に猛威を奮う歴史的大惨事になるとは想像できなかった。 台湾や韓国プロ野球は無観客で開幕し…

定年京都移住2-45_羽生九段

将棋繋がりで、文春文庫の「羽生善治 闘う頭脳」を読んだ。 今年50歳、15歳にしてプロ四段、19歳で竜王獲得、25歳で七冠達成、タイトル通算99期は歴代1位、無冠となった今も棋界のカリスマ的リーダーだ。 本書は羽生の思考力、発想力、人間力など…

定年京都移住2-44_将棋講座

「将棋世界」に続き、NHK出版「将棋講座」5月号を読んだ。 メイン記事は3月の第69回NHK杯準決勝、決勝の棋譜解説だ。 たまたま決勝の深浦康市九段対稲葉陽八段の放送を見ていた。 稲葉は関西四天王といわれる31歳、トップ棋士10名のA級リーグ…

定年京都移住2-43_将棋世界

定年後の趣味の開拓、ということで日本将棋連盟発行の月刊「将棋世界」5月号を買ってみた。 この類の雑誌は50年振り位だろうか。 小学生の頃は将棋部に入り、棒銀や鬼殺し戦法を覚えた。 中学や高校の昼休みに友人と指していたが、高学年になるほど敵わな…