定年京都移住2-51_やばい老人
PHP文庫さだまさし著「やばい老人になろう やんちゃでちょうどいい」を読んだ。
帯に、嫌われ憎まれることを恐れるな、この国の未来は老人にかかっている、とある。
さださんは今年68歳、歌手、作家として大ヒットメーカーだが、随分と誹謗中傷を受けてきたという。
「精霊流し」でネクラ、「無縁坂」でマザコン、「雨やどり」で軟弱、「関白宣言」で女性蔑視、「防人の詩」では右翼、と言われ放題だった。
他にも「秋桜」や「親父の一番長い日」など家族をテーマにした歌づくりは、核家族化へのアンチテーゼだという。
人間の完成形はおばあちゃん、あの瀬戸内寂聴さんを尊敬する。
やばい老人の三つの条件は、①知識が豊富 ②どんな痛みも共有してくれる ③何かひとつスゴイものを持っている、だそうだ。
意外とハードルは高いが、憧れのじじいになるためには、もっと人に会って、もっと話しをして、もっと遊んで、もっと無茶して、というお勧めなので、心掛けたい。