HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

定年京都移住2-49_人の名前が..

KKロングセラーズの松原英多著「人の名前が出てこなくなったときに読む本」を読んだ。

著者は1931年生まれ、まさに健康長寿の医師だ。

なぜ名前が出ないのか、そもそも顔と名前は記憶コースが違い、顔は脳の側頭野で長期記憶化され、名前は海馬の短期記憶の倉庫に入るそうだ。

とはいえ、名前忘れ現象は中高齢者に多く、加齢による老化脳が主原因とされ、認知症の注意信号になる。

著者はその予防策として、食事と血糖値の管理、運動、意欲、笑顔の効能などを挙げ、大切なのは実行と継続だと説く。

運動では簡単スクワットとつま先立ちの組み合わせや、先日読んだ能勢博著「ウォーキングの科学」のインターバル速歩を紹介している。

中公新書の増本康平著「老いと記憶」にも、生活習慣とともに適度な運動が認知機能の改善に効果的とある。

軽度認知障害と判定されても、予防策により46%が正常に復帰したという調査もあるそうだ。

継続は力なり、分かってはいても中々難しい。

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