HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

定年京都移住3-82_侍金メダル号

スポーツマガジン9月号は、TOKYO 2020野球日本代表 優勝記念号だ。

17年侍ジャパン監督に稲葉篤紀が就任し、19年プレミア12で優勝、オリンピック金メダルは悲願だった。

8月7日の決勝戦アメリカを2ー0で下し、胴上げされた稲葉監督は「みんなが一生懸命ここまでやってくれた、その思いにグッときた。良いチームで良い試合ができました。」と語った。

MVPは山田哲人、準決勝韓国戦2ー2同点の8回裏二死満塁、初球を狙い左中間フェンス直撃の走者一掃二塁打を放った。

メダルを決定づけた一打、塁上のガッツポーズに感激した。

ベストナインは、投手/右に山本由伸、捕手甲斐拓也、遊撃手坂本勇人指名打者に米国チームT.オースティンが選出された。

メダルセレモニーの記念写真には代表24選手と前列に監督、金子誠ヘッドらコーチ5名が写る。

菊池涼介が自分の金メダルを稲葉監督に掛け、監督が嬉しそうにメダルを掲げる姿が印象的だ。

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定年京都移住3-81_五輪激闘録

スポーツ・グラフィック ナンバー9月9日号はオリンピック総集編「東京五輪激闘録」だ。

表紙と巻頭を飾るのは、卓球混合ダブルスの伊藤美誠水谷隼、次の記事も卓球女子団体の石川佳純平野美宇と伊藤だった。

伊藤は個人銅と合わせ、金銀銅のメダルを獲得した。

他にもゴルフ女子銀の稲見萌寧をはじめ、侍ジャパン、バスケットボール女子、サッカー男子、スポーツクライミング女子複合、体操男子団体、女子種目別ゆか、柔道、競泳、バドミントン混合ダブルス、アーチェリー男子、ソフトボール、バレーボール男子、フェンシング男子エペ団体、ウェイトリフティング女子 59kg 級、レスリング、空手女子形、ボクシング女子フェザー級スケートボード男子ストリート・女子パーク、サーフィン、と盛り沢山だ。

金27、銀14、銅17のメダル数58 は過去最多、多くの感動の中でも競泳女子200m、400m個人メドレー2冠の大橋悠依は圧巻だった。

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定年京都移住3-80_ストレスのトリセツ

SALUS9月号の特集は「ストレスのトリセツ」、臨床心理士伊藤絵美さんがガイドする。

Step1は「ストレスを知る」、脳がストレッサーをキャッチすると副腎皮質からストレスホルモンが放出され、その状態が長期にわたると、心拍数や血糖値の上昇、胃腸や心の不調を引き起こす。

Step2は「今の心の状態を知る」、ストレスを具体的に言語化することで、体やメンタルの不調がいち早く回復する。

Step3は「ストレスケアの基本」、書き出したストレッサーをすべて解決しようと思わない、開き直るのも立派なストレスケア、トラブルなどの要因を限定したり突き詰めたりしない。

ストレスに対処する意図的な行動を"コーピング"といい、認知的なものと行動的なものがある。

前者は、好きなものをイメージする、ぐるぐる連鎖する思考を手放す、人とのつながりを思う、取りあえず落ち着く、後者は、気晴らしになることをする、大きく深呼吸する、リラックスできることをする、など。

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定年京都移住3-79_宇宙のカケラ

東急の駅で入手できるフリーペーパー「SALUS」を毎月読む。

"東急沿線がもっと楽しくなる"がテーマの情報誌だが、最終ページの連載エッセイ、佐治晴夫「宇宙のカケラ」が目当てだ。

佐治さんは今年86歳、美瑛の天文台長を務める。

美宙(みそら)天文台は、町役場の向かいに5年前建てられた丘のまち郷土学館に併設する。

9年前愛車エンペラーで美瑛を走り回り、役場の展望台"四季の塔"にも昇ったので懐かしい。

毎日新聞出版「宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る」を読んだ。

宇宙の様相は「般若心経」の世界観そのものだという。

目次は ①「自分」はどこにあるのか ②般若心経の世界 ③現代宇宙論から見た般若心経 ④人生と宇宙時間 ⑤人生の行く先 となる。

"今"は138億年の過去からの集積、未来は"今"を起点にして期待されるもので、未来は"今"に包括される。

そして過去の価値は、これから迎える未来によって大きく影響を受けるという。

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定年京都移住3-78_王位防衛

8月24、25日に徳島で開催された王位戦第五局をアベマTVで観た。

藤井聡太2冠と豊島将之2冠は2日前に名古屋で叡王戦を指したばかり、休む間もない。

藤井が名古屋の雪辱を果たし、4勝1敗で王位を防衛した。

豊島戦は通算7勝9敗となり、以前の苦手意識を払拭したようだ。

これで棋聖と王位を守り、次は9月13日の叡王戦第五局にタイトル獲得と史上最年少三冠を懸ける。

永瀬拓矢王座と争う竜王戦挑決は、8月30日の第二局か、9月9日の第三局に勝てば豊島への挑戦権を得る。

竜王戦は10月8日セルリアンタワー能楽堂で始まる。

藤井は豊島、永瀬ら7棋士による王将戦挑決リーグ復帰も決めており、最上位になれば年明けから渡辺明三冠に七番勝負を挑むことになる。

渡辺がタイトルホルダーの棋王戦も例年2月に始まり、藤井は年度内6冠達成の可能性を残す。

順位戦はB級1組13棋士の総当たりで現在3勝1敗、来期A級に昇格すれば、いよいよ名人挑戦が視野に入る。

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定年京都移住3-77_叡王戦

8月22日に名古屋東急ホテルで開催された叡王戦五番勝負第四局をアベマTVで観た。

藤井聡太2冠は豊島将之2冠に敗れ、2勝2敗とした。

棋聖、王位と合わせ史上最年少の3冠達成は持ち越されたが、過去の記録は羽生善治九段の22歳、恐るべき19歳だ。

藤井は永瀬拓矢王座と争う竜王戦挑戦者決定戦で先勝しており、30日の第二局に勝てば、豊島への挑戦が決まる。

並行する王位戦七番勝負も、藤井が豊島に3勝1敗とリーチ、叡王戦に続いて竜王戦七番勝負が加わると、同じ対決で十九番勝負となる。

それだけ両者の実力が突出している訳だが、対戦成績は当初藤井の6連敗から6勝9敗に戻してきた。

この勢いで叡王戦竜王戦を制すれば十代にして4冠達成、何れ8冠独占も見えてくる。

羽生が当時の全7冠を制覇したのは25歳の時だ。

最近放映される棋戦はAIの形勢評価値と最善手候補が示されるが、藤井の指す手はAIと同じ筋が多く、読みの深さと正確さが強さの理由といわれる。

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定年京都移住3-76_ときどきまる

7月のNHK「まいにち養老先生、ときどき まる"総合版"」の再放送を見た。

昨年暮れ18歳で旅立った愛猫まるとの最期の時間、さすがの先生も応えた様子だった。

新刊ぞうさん出版「養老先生のさかさま人間学」を読んだ。

「さかさま」の理由は、若い時からへそ曲がりで、普通の考えの逆をいう癖があるからだそうだ。

目次は  ①自分の頭で考える  ②生きるために学ぶ  ③自然に目を向ける  ④科学の視点を持つ  ⑤社会の常識を疑う  ⑥不確実な時代をどう生きるか  ⑦特別講演「変化するとき」 となる。

⑦は震災の1年後、福島県立浪江高校の生徒に向けた講演だ。

原発事故により避難を強いられた彼らは、二本松市の安達高校に間借りして授業を受けていた。

講演は「方丈記」ゆく河の流れは絶えずして、しかも〜  の紹介から始まる。

身体の約60兆個の細胞は絶えず入れ替わっている。

それでも自分を「同じ」だと思うのは、人の意識が持つ典型的な癖だという。

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