HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

定年京都移住3-76_ときどきまる

7月のNHK「まいにち養老先生、ときどき まる"総合版"」の再放送を見た。

昨年暮れ18歳で旅立った愛猫まるとの最期の時間、さすがの先生も応えた様子だった。

新刊ぞうさん出版「養老先生のさかさま人間学」を読んだ。

「さかさま」の理由は、若い時からへそ曲がりで、普通の考えの逆をいう癖があるからだそうだ。

目次は  ①自分の頭で考える  ②生きるために学ぶ  ③自然に目を向ける  ④科学の視点を持つ  ⑤社会の常識を疑う  ⑥不確実な時代をどう生きるか  ⑦特別講演「変化するとき」 となる。

⑦は震災の1年後、福島県立浪江高校の生徒に向けた講演だ。

原発事故により避難を強いられた彼らは、二本松市の安達高校に間借りして授業を受けていた。

講演は「方丈記」ゆく河の流れは絶えずして、しかも〜  の紹介から始まる。

身体の約60兆個の細胞は絶えず入れ替わっている。

それでも自分を「同じ」だと思うのは、人の意識が持つ典型的な癖だという。

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