HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

定年京都移住3-75_ぼくのお父さん

7月のNHKラジオ 高橋源一郎飛ぶ教室 「きょうのセンセイ」に芸人・マンガ家の矢部太郎氏が登場した。

矢部さんは44歳、「大家さんと僕」シリーズは累計120万部超の大ベストセラーだ。

教室で取り上げた新作「ぼくのお父さん」を読んだ。

お父さんは78歳、絵本作家だそうで、この本の感想に「あんな帽子は被ってない。理想の人みたいに描かないでよ。」と照れたらしい。

お父さんは姉と太郎が生まれてそれぞれノートを付けていた。

「太郎ノート」を読むと、お父さんの人生の中に自分が登場したこと、一人の人間として悩んで"お父さん"してたこと、が分かるという。

太郎の名前は、自分で ◯太郎にしてもいいようにと、仮に付けられたそうだ。

ただ本人は気に入っているという。

お父さんの「みんな一緒じゃつまらないんじゃない?」「大事なことは結果じゃなくて過程の中にある」「子どもは毎日未知のものと出会っている原始人なんだよ」の台詞がいい。

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定年京都移住3-74_にっぽん百低山

7月のNHKラジオ深夜便「ないとガイド」のコーナーで、酒場詩人吉田類の「酒のある風景」を聴いた。

土佐の清流仁淀川で少年の頃よく遊んだこと、最近その上流にクラフトビール醸造所ができたことなど紹介された。

類さんは72歳、全国の酒場を巡り、山にも登ってお元気だが、故郷の大自然の中で強靭な身体に鍛えられたという。

同じ週のNHKBSプレミアム「吉田類のにっぽん百低山」では、札幌にも仕事場を持つ類さんのホームマウンテン、藻岩山を案内した。

低山の定義は標高1500m以下だそうで、前の回は奥多摩の川苔山、その前は鋸山や大山など比較的身近な山だ。

標高531mの頂上まで1時間半、札幌の中心地にほど近いが、原生林の登山道はあまり知られておらず、同行した市在住の小橋亜紀さんも初めて歩いたそうだ。

これほど多様な植物と野鳥の住む生態系が都会に残っている例は珍しいという。

展望台からの眺望が素晴らしく、まずはロープウェイで上ってみたい。

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定年京都移住3-73_夏の甲子園

第103回全国高校野球大会が8月10日から、2年ぶりに無観客で始まった。

開幕試合で米子東は日大山形に敗れ、大正、昭和、平成、令和の4元号で勝利する快挙を逃した。

今大会では米子東の他に北海、松商学園、静岡、高松商にも同じチャンスがあり、昨日松商学園が史上初めて達成した。

米子東は1915年の第1回大会から、米騒動、太平洋戦争、新型コロナによる3度の中止を除き、毎年地方大会に出場する皆勤15校だ。

60年のセンバツでは準優勝した名門、県下有数の進学校でもある。

大学の同級生に米子東の出身者がいて、夏休みに境港市の実家に遊びに行ったことを思い出す。

往路はブルートレイン寝台特急、帰路は米子空港からYS11機に乗った。

境港は米子駅から境線に乗り換え小1時間、今は「鬼太郎列車」として有名だ。

雄大な大山や島根半島の美保関など巡り、豊かな自然を満喫した。

彼の穏やかな性格の理由が少し分かった気がした。

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定年京都移住3-72_おひとりさま

7月のNHK100分de名著で解説を担当した上野千鶴子著 文春新書「在宅ひとり死のススメ」を読んだ。

4月のラジオ深夜便でも紹介された新刊で、帯に「おひとりさまの老後」シリーズ累計111万部突破とある。

テーマは「慣れ親しんだ自宅で幸せな最期を迎える方法」だ。

目次は  ①「おひとりさま」で悪いか? ②死へのタブーがなくなった  ③施設はもういらない! ④「孤独死」なんて怖くない  ⑤認知症になったら? ⑥認知症になってよい社会へ  ⑦死の自己決定は可能か? ⑧介護保険が危ない! となる。

②に"最期は病院で"から"最期は自宅で" の項がある。

病院は死なす場所ではなく生かす場所であり、近頃は「在宅死」と「施設看取り」が徐々に増えているそうだ。

③には「 看取りのコストは  病院 > 施設 > 在宅 」とある。

費用だけの問題ではないが、施設はある意味刑務所のようなもので、できれば自宅が望ましく、それは十分可能だという。

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定年京都移住3-71_老い

7月のNHK100分de名著はボーヴォワール著「老い」、上野千鶴子東大名誉教授が解説した。

著者は1908年パリ生まれ、生涯のパートナーであるサルトルと共に実存主義を掲げた作家、哲学者で、49年に主著「第二の性」を、70年に本書を刊行した。

社会学者の上野さんは今年73歳、よくメディアでお見掛けする。

テキスト序文で「老いて何が悪い!」と元気がよい。

目次は  ①老いは不意打ちである  ②老いに直面した人々  ③老いと性  ④役に立たなきゃ生きてちゃいかんか!  となる。

ボーヴォワールがこの本を書いた動機は、現代社会において老人は人間として扱われていない、老人の人間性が毀損されている、ことへの怒りだという。

老いた人間を厄介者にして廃物扱いすることを「老いは文明のスキャンダル」と記した。

老いとは個人が努力で克服するものではなく、まさに社会、文明の問題であり、高齢者をどう扱うかで、その社会の質が測られるという。

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定年京都移住3-70_ジャパン戦

オリンピック野球競技のオープニングラウンド、ハマスタの外野席チケットに当選していたが、無観客開催となり残念だ。

7月12日に東京、沖縄、8月2日から神奈川などが緊急事態宣言を受け、復興の象徴とした初戦の福島あづま球場も観客を入れなかった。

出場6ヵ国、侍ジャパンは7月28日ドミニカ、31日メキシコに勝ち、Aグループ予選1位、Bグループはアメリカ、韓国、イスラエルの順だった。

野球競技のあった前回2008年の北京オリンピックでは8チームが出場、韓国、キューバアメリカ がメダルを獲得した。

星野ジャパンは準決勝で韓国に敗れ、3位決定戦でもアメリカに負けた。

2000年シドニー大会でプロ野球選手の参加が可能となって以降、日本のメダルは04年アテネの銅のみ、今大会はソフトボールに続き金が期待される。

8月2日アメリカ戦延長サヨナラ勝ちで始まったノックアウトステージ、7日の決勝戦を楽しみにしたい。

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定年京都移住3-69_侍ジャパン

スポーツ・グラフィック ナンバー7月29日号はオリンピック特集「東京に、凱歌を 。」

巻頭は池江璃花子羽生結弦スペシャル対談、阿部一二三、石川祐希などアスリートの記事が続く。

7月21日ソフトボール豪州戦から始まった「日替わり名勝負観戦ガイド」も役に立つ。

注目の野球は7月28日から8月7日まで、予選ラウンド6試合、敗者復活含め決勝ステージは10試合、複雑なダブルエリミネーション方式だ。

開幕戦サヨナラ勝ちした侍ジャパンがA組1位で予選通過した場合、決勝ステージ初戦に負けても、そこから3連勝で金、初戦に勝ち、次戦負けても2連勝で金、初戦から連敗すると3位決定戦に進むことになる。

【指揮官・稲葉篤紀の戦略】のなかで、過去の敗因に全勝の金メダルにこだわり過ぎたことが指摘されている。

ステージ全体を俯瞰した選手起用がポイントになりそうだ。

勝利のために「非情采配もセオリー破りも」辞さないと決意を語った。

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