定年京都移住3-72_おひとりさま
7月のNHK100分de名著で解説を担当した上野千鶴子著 文春新書「在宅ひとり死のススメ」を読んだ。
4月のラジオ深夜便でも紹介された新刊で、帯に「おひとりさまの老後」シリーズ累計111万部突破とある。
テーマは「慣れ親しんだ自宅で幸せな最期を迎える方法」だ。
目次は ①「おひとりさま」で悪いか? ②死へのタブーがなくなった ③施設はもういらない! ④「孤独死」なんて怖くない ⑤認知症になったら? ⑥認知症になってよい社会へ ⑦死の自己決定は可能か? ⑧介護保険が危ない! となる。
②に"最期は病院で"から"最期は自宅で" の項がある。
病院は死なす場所ではなく生かす場所であり、近頃は「在宅死」と「施設看取り」が徐々に増えているそうだ。
③には「 看取りのコストは 病院 > 施設 > 在宅 」とある。
費用だけの問題ではないが、施設はある意味刑務所のようなもので、できれば自宅が望ましく、それは十分可能だという。