定年京都移住3-39_中川八段
4月のNHKラジオ「石丸謙二郎の山カフェ」に中川大輔八段が登場、「山も将棋も一歩から」と題し、20年来趣味の登山エピソードを披露した。
石丸マスターは千駄ヶ谷の会館に足繁く通うほどの将棋好きで、中川八段の大ファンだそうだ。
序盤より終盤のねじり合いに強い棋風だと紹介する。
仙台出身の52歳、米長邦雄永世棋聖門下で先崎学九段の兄弟子にあたる。
山焼けの黒く精悍なマスクにダンディな装い、棋界では異色の体育会系棋士で、日本将棋連盟の常務理事や野球部監督を務めた。
急峻な山ほど闘志が湧き、対局の前日には頭をリセットするため一人登るという。
毎週山に入り、山好きが高じて10年前から奥多摩に住む。
主宰の登山研究会では、年に4回ほど棋士仲間を先導するが、皆負けず嫌いで、自分から疲れたとは言わないそうだ。
棋士生活も34年とベテランの域になり、引退までの10数年、闘志を持続して戦うため、まず体力を維持したいという。