HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

定年京都移住3-40_村山九段

4月のNHKBSシネマ「聖(さとし)の青春」を観た。

幼少の頃から病と闘い、A級在籍のまま29歳で亡くなった天才棋士村山聖が頂点を目指し奮闘する実話をベースにしている。

原作は大崎善生、月刊「将棋世界」編集長時代に村山と親交があった。

主演は松山ケンイチ、母親が竹下景子、編集長に筒井道隆羽生善治東出昌大、師匠の森信雄七段はリリー・フランキーが演じた。

森門下には、今期40歳で悲願のA級に昇格した山崎隆之八段、竜王1期の糸谷哲郎八段らがいる。

松山は役作りのため体重を20キロ以上増やしたという。

東出演ずる羽生も表情や仕種が似ていて、対局場面は迫力を感じた。

1998年8月に亡くなる半年前のNHK杯トーナメント決勝戦が二人の最後の対局になった。

村山のタイトル戦登場は24歳六段の時の王将戦一度きり、谷川浩司王将に4連敗を喫した。

存命であれば1歳下の羽生や同世代の棋士達と多くのタイトルを争ったはずだ。

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