HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

定年京都移住2-86_王座戦

10月14日王座戦第五局で永瀬拓矢王座が久保利明九段を下し、3勝2敗で初防衛を果たした。

先月豊島将之竜王叡王を奪われ、その前には棋聖と王位の挑戦者決定戦で藤井聡太二冠に敗れ、苦戦が続くなか王座を死守、タイトル通算3期で九段昇段も決めた。

信条は「将棋は才能ではなく努力」、高校を中退し1日15時間研究に没頭したストイックさから「軍曹」と呼ばれる。

川崎でラーメン店を営む父親の「他所から学ぶ姿勢」に影響を受け、10歳下の藤井との練習対局にも謙虚な態度で臨む。

来月22日の日本シリーズJTプロ公式戦決勝は豊島対永瀬、叡王戦の雪辱を果たす絶好の機会だ。

敗れた久保は45歳、A級13期、タイトル7期の強豪で、振り飛車党として知られる。

バランス重視の現代将棋では、手数を要する振り飛車は敬遠されがちだが、AIより自らの直感を信じる昔気質の棋士だ。

久保の他にも深浦康市木村一基行方尚史三浦弘行ら40代棋士の活躍が棋界を盛り上げる。

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