定年京都移住2-85_竜王戦
10月9日セルリアンタワー能楽堂で竜王戦が始まり、第一局は豊島将之竜王が僅か52手で羽生善治九段に勝利した。
竜王は棋界最大のタイトルで、羽生は19歳のとき初めて獲得し、48歳で敗れ無冠に落ちた縁がある。
50歳の羽生が七番勝負を制すれば、タイトル100期を達成する。
ポスターの謳い文句は「最強の証明か、伝説の誕生か」だ。
二人のタイトル戦は2年前の棋聖戦以来で、その時は20歳下の挑戦者が勝った。
豊島はその勢いで、菅井竜也八段から王位を、佐藤天彦九段から名人を、広瀬章人八段から竜王を奪取したが、棋聖と名人は渡辺明三冠に、王位は木村一基九段に奪われ、一度も防衛を果たしていない。
タイトルは取ることより守る方が難しいと言われるが、初の防衛なるか注目される。