定年京都移住3-26_お経で読む仏教
NHK出版 学びのきほんシリーズ 釈徹宗著「お経で読む仏教」を読んだ。
著者は今年還暦、浄土真宗本願寺派如来寺の住職で相愛大学副学長を務める。
著書やメディア出演も多く、100分de名著では「歎異抄」と「維摩経」を解説した。
目次は ①そもそも、お経って何? ②ブッダが伝えたかったこと「スッタニパータ」 ③ブッダの苦悩の引き受け方「涅槃経」 ④自分という枠組みを捨てる「ミリンダ王の問い」 ⑤とらわれず生きる「維摩経」 ⑥仏によって救われる「阿弥陀経」となる。
仏教は約2500年前にインド北部釈迦族の王子シッダルタが出家して開いた。
ブッダは目覚めた人という意味で、その教えを受け、出家した弟子たちの集団をサンガという。
ブッダは教えを文字で残さなかったため、入滅後すぐサンガの「結集」が行われ、十大弟子のアーナンダが「経蔵」を、ウパーリが「律蔵」を担当した。
口伝の教えが文字化、体系化されお経となるのは、200年以上後の時代という。