HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

定年京都移住1-16_仁和寺展

東京国立博物館で東寺特別展が始まった。

人気の帝釈天騎象像の写真撮影もでき、盛り上がりそうだ。

1年前の仁和寺特別展も盛況だった。

前半と後半で目玉の展示品が入れ替わったので、それぞれ見学した。

数多くの国宝、重要文化財が展示されていたが、やはり冊子、消息よりも、素人には、曼荼羅や像が分かり易い。

国宝の阿弥陀如来坐像および両脇侍立像は創建当時のご本尊、そして秘仏薬師如来坐像は像高12cmだが、その彫刻と文様が驚くほど精密だ。

御室派寺院の秘仏では、大阪葛井寺千手観音菩薩坐像、道明寺の十一面観音菩薩立像、福井中山寺馬頭観音菩薩坐像、明通寺の降三世明王立像はどれも圧巻だ。

特に1041本の手を持つ観音菩薩坐像は迫力満点だが、周囲を回れるので千手の構造がよく分かり、大変興味深かった。

通常、各寺の秘仏は開帳が限られているが、特別展は東京で多くの仏像を一時に見ることができ、とても貴重でお得な機会だ。

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