定年京都移住3-60_料理学
NHK出版 学びのきほんシリーズ 土井善晴著「くらしのための料理学」を読んだ。
著名な料理研究家土井勝の次男で今年64歳、よくメディアで軽妙なトークをお聴きする。
目次は ⓪料理の全体を広く見る ①料理の進化の変遷を知る ②料理には「日常」と「非日常」がある ③和食を考える ④料理が暮らしを作る ⑤「作る」と「食べる」は重なる ⑥料理の利他性 となる。
著者は「一汁一菜でよい」と提案する。
栄養のバランスは味噌汁を具沢山にすれば大丈夫だという。
箸置きに箸をきちんと並べ、お茶碗は左手前、味噌汁のお椀は右手前、漬物を奥向こうに置き三角形に整えると、この形が和食のシンボルになる。
一汁一菜は人間の暮らしを健全に滑らかにすると説く。
小生料理が全くできず、ワンコと留守番する時は家内の作り置きか、冷凍食品をチンすることになる。
定年後の趣味の開拓、という以前の話しで、生存にかかわるレベルと思っていたが、少し救われた気がした。