定年京都移住2-4_写経本
京都でも鎌倉でも、参拝者が写経をされている様子を時々拝見する。
以前から興味はあるのだが、敷居が高いのと時間が掛かることを言い訳に体験できていない。
そこで参考書として、枻出版社「えんぴつで書く1日1行般若心経練習帳」を購入した。
声に出して読む、書く、覚える、ことは認知症予防にも役立つそうなのでちょうど良い。
般若心経は大般若経600巻の経典のエッセンスが綴られており、心を込めて書写したり、読誦すると大きな功徳があると言う。
世の中の全てのものは移りゆき、何ひとつとして永久に変わらないものはない。
万物は空であり、老いも死もなく、恐怖や不安に苦しむこともない、という有難い教えだ。
色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 の部分は聞いたことがあるが、全体の構成や意味をよく知らなかった。
今年は般若心経の説くところを咀嚼し、276字の書写を少し練習したうえで、心静かに寺院の筆写経に臨みたい。