定年京都移住1-18_新元号
5月より元号が令和となる。
昭和に生まれ、学校に通い、就職し、所帯を持ち、平成になって子供二人が生まれ、両親を見送った。
父親は大正、母親は昭和一桁生まれで、戦争を経験している。
戦中、戦後の激動期と比べると、波はあれど平和な時代を生き、幸せな世代だと思う。
畏れ多いが皇太子殿下と同じ学年である。
平成の30年はまさに働き盛りで、あっという間に駆け抜けてきた。
定年後、令和の新時代を京都で穏やかに過ごせるだろうか。
まだまだ懸案事項があり、移住に不安は付きものだが、キリがないので飛び込むしかない。
子供たちは東京で会社勤めをしているが、ずいぶん前から移住計画を伝えてきた。
京都に決めた理由はトキメキだ。
好奇心を持って街中や寺社を探索できるので、自然と歩く距離も増え、健康的な生活を送れると思った。
京都には地縁、血縁、友人、知人もないが、新しい時代に真っさらからスタートできるのは、還暦にして幸せなことだ。