定年京都移住2-90_覚園寺
数年前に、みうらじゅん、いとうせいこうの新TV見仏記「鎌倉逍遥編」で、二階堂の真言宗泉涌寺派覚園寺を紹介していた。
先週鎌倉を散策がてら初めて訪れた。
大船からバスで半僧坊下まで上り、今泉台分岐から天園ハイキングコースへ、大平山展望台で一息つき、天園分岐から永福寺跡へ下った。
奥州合戦で滅亡した奥州藤原氏や源義経の鎮魂のため、源頼朝が平泉の中尊寺、毛越寺を模して建立した。
二階建ての中心伽藍の前に浄土庭園が広がり、二階堂とも称されたが、寺は廃絶し国史跡として残る。
大塔宮をお参りし、北に10分ほど歩くと二代執権北条義時所縁の覚園寺に着いた。
緑深い境内、 茅葺きの本堂薬師堂は古趣に溢れ、本尊薬師三尊座像と十二神将像は迫力がある。
コロナ対応で、地蔵堂、愛染堂は非公開だった。
近くの東勝寺跡で滅亡した北条一族の霊を弔うため、後醍醐天皇の命により足利尊氏が歴代執権の屋敷跡に建立したという。