HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

定年京都移住3-51_の燃やし方

5月のNHKラジオ深夜便ミッドナイトトーク」にエッセイスト酒井順子さんが登場した。

今年55歳、立教女学院高の頃から"マーガレット酒井"のペンネームで女高生向け雑誌にコラムを寄稿していたそうだ。

立教大学時代は体育会水上スキー部で活躍、博報堂に就職するも3年で退職し、フリーランスとして執筆活動に入る。

エッセイ一筋で小説を書く気はないという。

2003年「負け犬の遠吠え」が大ヒット、流行語にもなった。

「30代以上、未婚、未出産」の女性を自虐的に「負け犬」と定義し、独身女性にエールを送ったものだ。

著書を読んでいなかったので、刺激的な題名の「金閣寺の燃やし方」を選んだ。

ともにこの事件を小説の題材にした三島由紀夫水上勉の視点を対比するが、著者は水上の「金閣炎上」をノンフィクションと捉える。

水上と十歳下の放火犯林養賢は、若狭湾の寒村から相国寺塔頭の徒弟に出された同じ境遇のなか、言葉を交わしたこともあったという。

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