定年京都移住2-102_からだの講義
NHK出版 学びのきほんシリーズ 仲野徹著「からだと病気のしくみ講義」を読んだ。
著者は大阪大学大学院医学研究科教授で今年63歳、関西弁で解説する。
講義の趣旨は、自己防衛として、最低限の体の仕組みは知っておいたほうがええんちゃいますか?というものだ。
人体には約37兆個、250〜300種類の細胞があり、それらが集まって心臓や脳などの器官が作られる。
同じ目的の機能を連携しておこなう器官をまとめて〇〇系と呼び、本書では血液系、循環器系、呼吸器系、消化器系を取り上げる。
体の隅々まで酸素や栄養分を運搬する血液系、それを滞りなく動かすのは循環器系、末梢へと運ばれる酸素は呼吸器系で取り込まれ、栄養は消化器系が消化して吸収し、血液系、循環器系を通じて運ばれる。
体の中は、いくつものシステム、器官、組織がつながって成り立っている。
よくこれだけ複雑なシステムが何十年も働くもんやなぁ、生きてるってすごいことやなぁ、と感心するという。