HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

定年京都移住3-41_論語と算盤

4月のNHK100分de名著は渋沢栄一著「論語と算盤」、作家で中国古典研究家の守屋淳氏が解説した。

著者は大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、2024年には新1万円札の図柄になる。

テキスト表紙に「すべては『公益』のために。強欲な経済を否定し、みなが富む社会をつくる。」とある。

1月同番組で取り上げたカール・マルクス資本論」に通じるものを感じた。

「座右の書であった『論語』とビジネスを結び付け、倫理的な経済のあり方を追求し人生を捧げた渋沢。500の企業、600の社会事業にかかわり、近代日本の礎を築いた彼の共和的かつ先進的な行動原理をひもとく。」と紹介される。

目次は ①高い志が行動原理を培う ②「信用」で経済を回せ ③「合本主義」というヴィジョン ④対極にあるものを両立させる となる。

「合本主義」と資本主義の違いは、公益を追求する、という使命があるか否か、まさしく「論語」の基本的な教え「無私」を貫いたという。

f:id:HIROY:20210507094221j:image