定年京都移住2-104_明王院
今月鎌倉の紅葉狩りに、建長寺半僧坊から十二所の五大堂明王院まで歩いた。
勝上獄展望台から鎌倉の街と相模湾を眺め、天園ハイキングコースの今泉台分岐より真言宗泉涌寺派覚園寺に下り、広い境内の紅葉を楽しんだ。
昼は大塔宮近くの蕎麦屋「鎌倉武士」で鴨せいろと柚子切り蕎麦を頂いたが、ご主人拘りの材料を使っているそうで、結構なお味だった。
臨済宗円覚寺派瑞泉寺の脇から再びハイキングコースに入り、ひと山越えて明王院に着いた。
源頼家の子公暁の実朝暗殺により頼朝の血統は途絶え、京より下向した四代将軍藤原(九条)頼経が建立した真言宗泉涌寺派の古刹だ。
御本尊は五大明王、鬼門除けの幕府祈願所として、不動明王、大威徳明王、軍荼利明王、降三世明王、金剛夜叉明王をお祀りし、毎月28日に開扉される。
冠木門から参道を進むと、茅葺の御堂が並び、古色蒼然の趣きがあった。
近くの時宗光触寺、十二所神社、朝夷奈切通や十二所果樹園にも足を延ばしたい。