定年京都移住2-95_仁和寺竜王戦
11月7, 8日に竜王戦第三局が真言宗御室派総本山の仁和寺宸殿で行われ、後手の豊島将之竜王が羽生善治九段に逆転勝ち、2勝1敗とした。
12日に福島で開催予定の第四局は、羽生が帰京後に発熱、入院したため延期となった。
鹿児島での第五局が第四局となり、豊島は福島会場の「歓迎の夕べ」に出席、ファンにお詫びした。
幸い新型コロナやインフルエンザでなく、羽生は17日の王将挑戦者決定リーグに復帰、木村一基九段に勝利したが、20日の対局で豊島に敗れた。
タイトル戦は体力勝負の面が否めない。
全国を移動し、一局の持ち時間は名人戦9時間、竜王戦、王位戦、王将戦は8時間、2日掛けて勝敗を决する。
凄まじい集中力で手を読み続ける脳と身体の疲労度は相当なものだろう。
将棋は先手やや有利と言われるが、二人の最近の手合いは10勝1敗と後手が強い。
竜王戦がこの傾向で進むと3勝3敗になり、最終局の「振り駒」が勝負を分けるかもしれない。