HIROY’s diary

定年後の京都移住を計画中

定年京都移住2-80_モモ

8月のNHK100分de名著はミヒャエル・エンデ著「モモ」、京都大学河合俊雄教授が解説した。

著者は1929年生まれのドイツ人、南イタリア移住後の73年に「モモ」を、79年に「はてしない物語」を執筆した。

東京、京都などにも滞在し、日本人の翻訳者と再婚している。

河合教授は1957年生まれの臨床心理学者、父は箱庭療法を広めた隼雄氏である。

娘たちが小学生の頃、児童文学の名作といわれるオレンジ色のハードカバーを求め、自分も面白く読んだ記憶がある。

時間泥棒の「灰色の男たち」から女の子モモが時間を取り返すファンタジーだが、「時間貯蓄銀行」など奥の深い物語だと感じた。

テキスト目次は、①モモは心の中にいる!②時間を奪う「灰色の男たち」③時間とは「いのち」である ④「受動」から「能動」へ、となる。

風変わりなモモの態度、行動を臨床心理学の視点で読み解いて、本当の豊かさ、幸福、時間とは何かを改めて考えさせてくれる。

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