定年京都移住2-18_第二の人生
以前から気になっていた、岩波書店の寺谷篤志著「定年後京都で始めた第二の人生 小さな事起こしのすすめ」を読んだ。
著者は1948年生まれ、63歳で郵便局を退職し鳥取の山村から縁もゆかりもない京都に移住した。
旅行中に二条城近くの喫茶店で美味しいカプチーノを飲んだことが人生を大きく変えたとある。
大病をされて雪深い田舎での生活が難しくなる心配もあったそうだ。
奥方の「京都に住もう」の言葉が心に響き、直感的に閃いたマンションを購入することに、といっても病院や買物などの利便性、地盤、規模、環境などはしっかり押さえている。
新参者が地域に溶け込むのは難しいが、小規模の新築であれば、入居者が共同体意識を持ってコミュニティを作り易い。
地元で長年に亘り村おこし事業を行なってきた経験を生かし、管理組合や自治会の場で精力的に活動する。
マンションを子供たちの故郷にする思いから企画したハロウィンやクリスマス会で住民の絆が深まった。