定年京都移住1-68＿仏像の秘密

枻出版社から「仏像１００のひみつ」が発行された。

同社は仏像関係のムック本に力を入れているが、もとはオートバイやアウトドア、スポーツ系が主だった。

若い頃は自転車雑誌を、ニュータウンで子育てしていた時分にはエリアガイド誌の「田園都市生活」を愛読したので、長いお付き合いだ。

この仏像本は、①姿・ポーズ ②顔・髪型 ③服装・装飾品 ④手足・持ち物 ⑤乗り物・光背 ⑥場所・配置 の６パートと基本編（如来、菩薩、明王、天部）からなり、１００余りの仏像を紹介している。

見覚えのある仏像のページは嬉しくなるが、拝観した筈だがよく覚えていないものも多い。

仏像は一見似ているが、６パートに注目すると多種多様なのがよく分かり、ぼんやり眺めていたことに気付かされる。

大報恩寺では快慶作十大弟子像の印象が強烈で、掲載の如意輪観音、馬頭観音、千手観音、准胝観音の記憶が薄いため、次回は聖観音、十一面観音を合わせた六観音像をじっくり参拝したい。