定年京都移住1-44_京都のドラマ
京都を舞台にするテレビドラマは多い。
時代物は勿論だが、シリーズの刑事物や推理サスペンスもある。
たまに見掛けると、筋書きより、どこの現場で撮影されたか気になる。
時代物は大覚寺と仁和寺、現代物では鴨川や南禅寺水路閣が定番らしい。
全編待ち遠しかったのがNHK「京都人の密かな愉しみ」だ。
イギリス人の文化人類学者が観察する生粋の京都人、隣家の和菓子屋若女将を中心に日々の生活、邂逅や京のしきたりが描かれる。
「京都人はわからない」が口癖の教授役は団時朗、小学生の時見ていた「帰ってきたウルトラマン」の郷秀樹隊員だ。
資生堂MG5の長身痩躯の印象が強いが、いい味のオッさんになっていた。
若女将は常盤貴子、母女将は銀粉蝶、この親娘の掛け合いと、エンディングの武田カオリ京都慕情も良かった。
九代続く老舗の設定だが、俵屋吉富の本店を撮影に使っていた。
室町通りの店にブロンプトンで行ってみると、隣家は室町上立売郵便局だった。